三姉妹ポスト生成

プロジェクトメンバー

  • 渡辺(システム考案&開発、X運用)
  • 小玉(行事予定データ作成、X運用)
  • 坂本(X運用)

 

課題

木村ゼミでは、公式SNSアカウントの他に、SEA-NA三姉妹(NOI・EMA・SAI)のXアカウントを通じた発信を行っている。

木村ゼミ公式Xhttps://x.com/OtaruSeana
木村ゼミ公式Instagramhttps://www.instagram.com/kimura_zemi/

NOIhttps://x.com/NOI_sainoma
EMAhttps://x.com/EMA_sainoma
SAIhttps://x.com/SAI_sainoma

代によって運用の有無は様々であるが、私たちがアカウントを引き継いだ当初、どのように運用していけば良いかわからない、という問題が生じた。

投稿内容ももちろん、キャラクター性を損なわないため、口調や使用する絵文字、互いの呼称など投稿のクセを引き継がなければならない。過去のポストを遡ればある程度傾向は見えてくるものの、いきなり自分が三姉妹を演じられるかと言えば、それは相当コストが高い。その負担が原因で運用を断念した代もあったと聞くし、長くとも2年で運用担当は交代するので、自分たちのすぐ後の代にも言えることである。

もし、簡単に三姉妹アカウントを運用することができれば、どのゼミとも違った強みを活かして情報発信をすることができるのに…

 

解決策

そこで私が考案したのが、生成AIのAPIを活用して入力した文章を三姉妹の口調に寄せて出力する「ポストジェネレーター」である。

中身は以下のようになっている。

①過去のポストやキャラクター設定をデータとして置く
②データを元に変換時に使うプロンプトを作成する
③文章が入力されたら、作成したプロンプトと合わせて生成AIに投げる
④返ってきた投稿文を出力する

画面収録 2026-07-16 15.08.53

これで口調問題は解決。ただ題材だけ決まっても投稿文の構成さえ考えるのが負担だという場合もあるだろう。そこで追加したのがキーワード補助モード。GW、緑丘祭、雪、小樽などといったキーワードを入力するだけで、それに関連したポストを三姉妹の口調で生成してくれる。

画面収録 2026-07-16 15.08.53 2

しかしこれではまだ安定した運用はできない。簡単にキャラクターを演じられるようになったところで、そもそも何を投稿すればいいのか?各アカウントでは、ゼミの情報だけでなく、小樽商科大学や小樽市の情報も交えて発信を行っている。だとすれば、大学の行事予定や小樽のイベント予定を題材すれば定期的な投稿が可能なのでは?

そこで、メンバーの小玉と協働して行事予定表をスプレッドシートに作った。これをデータとしてシステムに置き、今日のおすすめポストモードを追加した。

画面収録 2026-07-16 15.08.53 3

このモードでは、ボタンを押すと直近の予定や季節関連のポストが生成される。題材さえなく、何を投稿したら良いかわからないときに便利なツールである。発信力の強化のためには、継続的な投稿が必要不可欠であるから、ぜひ担当者にはこのシステムを活用していただきたい。

 

開発

このシステムの開発で使用したツールは以下である。

  • Claude
  • Claude Code
  • OpenAI API
  • 木村ゼミオープンサーバー

私自身は、プログラミングの経験は乏しい。授業である程度のアルゴリズムは使えるようにはなったものの、実践となるとからっきしの状態だ。

そこで使用したのが、ゼミで使用しているClaudeである。Claudeには、アーティファクトというClaude内でシステムを作ることのできる機能が搭載されている(別件だが、私はこの機能で個人的に入力式のクイズゲームを作ってみた)。この機能を使って、前項のような要件を入力してプロトタイプを作った。

このプロトタイプを幾分か調整したのち、HTMLで出力してVS Codeに搭載したClaude Codeを利用して実装した。この流れはツールを開発する上で非常に有効であると考える。後に記載する新機能のテストもこのアーティファクトで行った。ちなみに、システムでは有料のOpenAIのAPIを使用しているが、アーティファクトではClaude内のAPIを追加料金なしで使用することができるので、余分なお金がかからないという利点もある。

 

展望

実は、一度実装したのちに他のゼミ生からの共有があり機能を一つ追加している。その機能がセリフモードである。これまでは口調変換・キーワード補助・今日のおすすめポストの3つの機能が使えたが、これらは全てSNS運用向きに作ったものである。

ある日、三姉妹が登場する動画を作成している他のゼミ生から、このようなぼやきが出た。
「三姉妹がこの状況でどんなことを喋っているのかがわからない…」
そこで解決策として閃いたのが、状況からセリフを生成するモードである。これまでにシステムにインプットしたデータを使えば、可能であるはず。

画面収録 2026-07-16 15.08.53 4

そうして追加した機能は、動画のみならず、また別のゼミ生が作成している4コマ漫画にも有用である。それだけではなく、このシステムのデータと仕組みを利用すれば、三姉妹と会話することが可能になるのではないか…?そんな淡い希望を胸に抱きつつ、このプロジェクトで記述するのはここまでとする。