位置情報ゲーム

1.概要

企画・制作:久々湊

ゲームタイトル:「樽商WalK」

ゲーム概要:Unityで個人制作中のiOS向けゲームアプリです。位置情報やAR機能を活用し、現実世界と連動するゲームを目指しています。現実の地図上に出現する敵と会話をして仲間にしていくという内容です。

制作期間:5月初め~6月

技術スタック:Unity / C# / AR Foundation / Overpass API /OpenAI API

成果物:iOS版アプリTestFlightでテスト配布中↓
https://testflight.apple.com/join/ZFxKjRUq

デモ動画:

AR動画:

2.制作背景

なぜこのゲームを作ろうと思ったのか?

背景:弊学は小樽駅から徒歩30分程の地獄坂を登った先に位置する。小樽商大線バスの減便、小樽のタクシーの運賃の値上げなどによるバスの混雑(駅前までバスの待機列が伸びることもしばしば)

健康促進×ゲームの可能性について

そもそもゲームを作ってみたかった。Unityの使い方を覚えたかった。LLMやARを使いたかった。

当初は、健康促進のために「歩いた分だけポイントが貯まる」ようなシンプルな仕組みを考えていた。しかし、それだけではユーザーがすぐ飽きてしまうと感じ、ARや音声認識などの技術を使って、“おばけを捕まえる”というゲーム要素を取り入れることにした。ターゲットは、通学が億劫に感じている学生や、運動が苦手でもゲームは好きという層。

設計

他の位置情報ゲームとの差別化

3.開発の流れ・使用技術

技術的な課題

5月

6月

AR機能や位置情報を組み合わせることで、現実世界とゲームが連動した体験を実現しています。敵キャラクターとの会話や選択肢等はOpen AIのAPIを用いてリアルタイムに生成しています。プレイの度にどんな会話や選択肢、捕獲結果になるかわからないため、予測不能の体験ができます。マップはユーザーの現在地から位置情報を取得し、Overpass APIを利用して動的に周囲の建物と道路を生成しています。

4.大変だったこと

・ARの背景が黄色い問題

・URP真っピンク現象

・AppleDeveloperProgramわかりにくすぎ問題

・ビルドに時間かかりすぎ問題

・Firebase連携

・ビルド先のフォルダ選択ミスってデータ全部飛ぶ

5.課題・反省点

Appleの審査を通さないといけないが、テスト配布より厳しいっぽい。位置情報や歩数や音声認識を含んでいるためかなり難しそう。

ARのNOIちゃんと会話できない

縦型サイネージに投影されていたこともある「おしゃべりNOIちゃん」のシステムを流用しており、本来なら会話も可能なはず(できたこともある)のだが、Unityのパッケージを消したり再インストールした。

パッケージの依存関係が不明確で原因特定が難しそう

6.感想

大変でした。Unityの使い方とか、開発の流れとか学ぶことができたのがよかった。Unityのクセ。